AIを使うな、ではない。AIに「思考」を渡すな。
今回のホームルームでは、勉強における生成AIの使い方について話しました。
ChatGPTをはじめとする生成AIは、本当に便利です。
分からない英単語を調べる。
英文を添削してもらう。
数学の解法について相談する。
物理現象を説明してもらう。
歴史の知識を整理する。
正しく使えば、これまでにはなかったほど便利な「学習相手」になります。
一方で最近は、
「AIを使うと思考力が低下するのではないか」
という議論も増えています。
ニューヨーク市でも、小中学生に相当する学年では、生徒が直接生成AIを利用することを大きく制限する動きが出ています。
ただ、今回一番伝えたかったのは、
「AIを使うこと」が問題なのではない。
ということです。
問題なのは、
自分で考える前に、問題を解決してしまうこと。
ではないでしょうか。
AIを使わなくても、同じことは起こる
例えば数学の問題が分からなかったとします。
少し考えて、
「先生、これどうやって解くんですか?」
と聞く。
先生が全部説明してくれて、
「なるほど!」
と言って終わる。
ところが翌日、同じような問題が出ると解けない。
これは、AIに問題を送って、
「これ解いて」
と頼むのと、本質的にはあまり変わりません。
目的が、
「自分ができるようになること」
ではなく、
「今ある問題を解決すること」
になっているからです。
もちろん、指導力のある先生なら、
「どこまで考えた?」
「何を使おうと思った?」
「この条件から何が分かる?」
と問い返してくれます。
良い先生は、問題を代わりに解決するのではありません。
生徒自身に問題を解決させます。
AIも同じように使えばいいのです。
「問題が解けた」と「問題を解けるようになった」は違う
AIを使えば、その場では問題が解けるようになります。
でも重要なのは、
AIを閉じたあとに、自分だけでできるか。
です。
勉強の目的は、
今日の宿題を終わらせることではありません。
次に同じような問題が出たときに、
自分一人で解決できるようになること
です。
そこで今回のホームルームでは、AI利用について3つの原則を伝えました。
- まず自分で考える。
- 答えではなく、ヒント・質問・添削を求める。
- 最後はAIを閉じて、自分だけで再現する。
では、実際にはどのようにAIへ指示すればよいのでしょうか。
ここからは、生徒のみなさんがそのままコピーして使えるスクリプトを紹介します。
英文和訳――「訳して」ではなく「読ませてもらう」
英文を貼って、
「この英文を訳して」
と入力すれば、一瞬で日本語訳が出てきます。
でも、それでは自分の英文解釈力はほとんど使いません。
英文和訳では、
SVOC → 文のかたまり → 修飾関係 → 文法 → 語法 → 和訳
という過程を、自分自身で通ることが重要です。
コピペ用スクリプト
これから英文和訳の練習をします。
最初から完成した和訳を出さないでください。
私自身に英文の構造を考えさせながら、
1段階ずつ質問してください。
まず主節のS・V・O・Cを私に答えさせてください。
節が複数あれば、それぞれについて確認してください。
次に、
前置詞句、不定詞、動名詞、分詞、関係詞節、名詞節など、
意味のまとまりを確認してください。
どの語句がどの語を修飾しているかも
私に考えさせてください。
重要な動詞については、
・自動詞 / 他動詞
・取る文型
・前置詞
・to do / doing
・重要な語法
も説明してください。
受動態があれば、
可能なら能動態に戻して構造を確認してください。
分詞構文があれば、
接続詞+主語+動詞の形に戻して考えさせてください。
関係詞があれば、
先行詞と、節の中で何が欠けているか確認してください。
thatがあれば、
接続詞・関係代名詞・指示語・同格など、
どの用法か私に判断させてください。
it / this / that / they などがあれば、
何を指しているか確認してください。
仮定法があれば、
どの種類なのかだけでなく
「現実にはどうなのか」まで考えさせてください。
倒置があれば、
まず通常の語順に戻させてください。
省略があれば元の形を補い、
and / or / but などがあれば
何と何が並列なのか確認してください。
ここまで確認したあと、
私自身に全文を和訳させてください。
和訳が間違っていても、
すぐに模範訳を出さず、
どこがおかしいのかだけ指摘してください。
最後に、
今回の英文と同じ文法・構文を使った
短い類題を1問出してください。
【英文】
ここに英文を貼る
分詞構文なら「元の文」に戻す
例えば、
Feeling tired, I went to bed early.
なら、
Because I felt tired, I went to bed early.
のように戻して考えます。
これなら、
「Feelingの意味上の主語は誰なのか」
「なぜbecauseと考えるのか」
まで確認できます。
一方、
Walking along the street, I met an old friend.
なら、
When I was walking along the street, ...
と考える方が自然でしょう。
つまり、分詞構文だから必ずbecauseになるわけではありません。
AIには、
「この分詞構文を接続詞+SVに戻したいです。どの接続詞が自然か、すぐに答えず私に判断させてください。」
と聞けばよいわけです。
受動態なら能動態に戻す
The theory was proposed by Darwin.
なら、
Darwin proposed the theory.
に戻します。
「誰が・何を・どうした」が明確になります。
倒置なら通常語順に戻す
Never have I seen such a beautiful sight.
なら、
I have never seen such a beautiful sight.
に戻す。
これなら、Neverが前に出たために倒置が起こったことも理解できます。
仮定法なら「現実」まで見る
Had I known the truth, I would not have done it.
なら、
If I had known the truth, I would not have done it.
に戻します。
さらに、
「実際には真実を知らなかった」
「実際にはそれをしてしまった」
まで確認する。
これが仮定法の理解です。
英単語――意味だけではなく「使い方」まで
例えば、
maintainの意味は?
だけではもったいありません。
大学受験では、
意味・語法・類義語・コロケーション
まで押さえたいところです。
コピペ用スクリプト
次の英単語について、
大学受験で必要な範囲で整理してください。
【単語】
ここに入力
次の内容を説明してください。
品詞
中心となるイメージ
大学受験で重要な意味
自動詞 / 他動詞
取る文型
前置詞との組み合わせ
to do / doing などの重要な語法
よく使われる熟語・コロケーション
重要な類義語と、その使い分け
反意語
重要な派生語
自然な例文
最後に、
意味・語法・類義語・穴埋めを含む
確認問題を4問出してください。
私が答えるまで正解は言わないでください。
例えば increase なら、
increase by 10%increase to 50increase from A to B
まで確認できます。
さらに、
riseraise
との違いも比較できます。
英作文――AIに書いてもらわず、添削してもらう
英作文も非常に相性が良いです。
ただし、
「この日本語を英訳して」
ではありません。
まず自分で書く。
そのあとAIに添削してもらいます。
コピペ用スクリプト
これから英作文をします。
最初から模範英文を作らないでください。
まず私自身に英文を書かせてください。
私が英文を書いたあと、
文法
時制
冠詞
単数 / 複数
前置詞
動詞の語法
語順
コロケーション
不自然な直訳表現
を確認してください。
間違いがあっても、
すぐに完成した英文へ書き換えず、
問題のある箇所だけ指摘してください。
まず私自身に修正させてください。
そのあと、
大学入試で自分でも再現しやすい
自然な英文にする方法を説明してください。
難しすぎる表現への言い換えは不要です。
最後に、
今回間違えた文法や語法を使った
短い英作文問題を1問出してください。
大切なのは、
AIが書ける一番難しい英文
ではありません。
自分が本番で書ける英文を、正確にすること
です。
古文――「現代語訳して」で終わらせない
古文では、
品詞分解 → 助動詞 → 敬語 → 主語 → 古文単語 → 現代語訳
の順番が重要です。
コピペ用スクリプト
これから古文の現代語訳をします。
最初から現代語訳を出さないでください。
まず文を意味のまとまりごとに区切ってください。
そのあと私に、
重要語の品詞
動詞・形容詞・形容動詞の活用
助動詞の接続・活用形・意味
重要な助詞
係り結び
古文単語の文脈上の意味
敬語の種類
誰から誰への敬意か
省略されている主語
を順番に確認してください。
私が答えるまでは、
すぐに正解を言わずヒントをください。
最後に私自身に現代語訳を作らせ、
文法上間違っている部分だけ指摘してください。
すぐに模範訳は出さず、
まず私自身に修正させてください。
【古文】
ここに本文を貼る
例えば、
花の色はうつりにけりないたづらに
なら、
「うつりにけりな」
を品詞分解します。
「うつり」は動詞。
「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形。
「けり」は過去・詠嘆の助動詞。
「な」は詠嘆の終助詞。
さらに、
「この『けり』は過去なのか詠嘆なのか、文脈から私に判断させてください。」
とAIに聞く。
これなら、現代語訳だけを見るよりはるかに勉強になります。
古文では主語判定も重要です。
例えば、
御文書き給ふ。
なら、
「給ふ」が誰への敬意なのかを確認し、そこから主語を考える。
AIには、
「敬語の種類を確認したあと、敬意の方向を使って主語を私に推測させてください。」
と指示できます。
漢文――句形・書き下し・口語訳を自分で行う
漢文も、いきなり口語訳を聞かない。
基本は、
返り点 → 語順 → 句形 → 書き下し → 口語訳
です。
コピペ用スクリプト
これから漢文を読みます。
最初から書き下し文や口語訳を出さないでください。
まず返り点に従って、
読む順番を私に確認させてください。
次に、
再読文字
重要語
主語と述語
省略されている主語
重要句形
を確認してください。
否定・二重否定・疑問・反語・使役・受身・
比較・選択・仮定などがあれば、
どの句形なのか私に判断させてください。
そのあと、
私自身に書き下し文を作らせてください。
書き下し文を確認したあと、
私自身に口語訳させてください。
間違っていてもすぐに模範解答を出さず、
どこを見直すべきかだけ教えてください。
最後に、
今回使われた句形と同じ句形を使った
類題を1問出してください。
【漢文】
ここに本文を貼る
例えば、
学而時習之、不亦説乎。
なら、
不亦〜乎
という句形を見つける。
「亦た〜ならずや」
という反語であることを確認する。
そのあと、
書き下し文
→ 口語訳
という順番で進みます。
数学――「解いて」ではなく「この考え方で考えたい」
数学ではAIの使い方がさらに面白くなります。
例えば、
「この問題を斜交座標で考えたい」
「外積を使いたい」
「座標を使わずベクトルで考えたい」
「逆像法で考えたい」
というように、身につけたい解法を指定することができます。
数学用・コピペスクリプト
これから数学の問題を考えます。
完成した解答を最初から出さないでください。
まず私がどのように考えたか質問してください。
そのうえで、
私が使いたい解法・考え方がある場合は、
その方針で解くことが可能か確認してください。
可能であれば、
その解法を使うために最初に何を設定すべきか
私に質問してください。
途中で間違えても、
正しい式や解答をすぐに出さず、
どこを見直すべきかヒントを1つずつ出してください。
また、
「問題文のどの条件を見ると、
その発想が出てくるのか」
も説明してください。
最後に、
今回の解法を使うメリットと、
他の代表的な解法との違いを説明してください。
さらに、
同じ発想を使う類題を1問出してください。
【使いたい考え方】
ここに入力
【問題】
ここに問題を貼る
例えば、
【使いたい考え方】
斜交座標
この問題を斜交座標で考えたいです。
まずどの2方向を基底として取ると便利なのか、
私に考えさせてください。
あるいは、
【使いたい考え方】
外積
この問題を外積を使って考えたいです。
まず、なぜ外積を使うと便利なのか
私に考えさせてください。
必要なベクトルの設定から質問してください。
こうすればAIは、
「正解を出す道具」ではなく「解法を練習する相手」
になります。
数学については、斜交座標・外積・複素数平面・逆像法など、今後さらに別記事で紹介します。
物理――分野によって質問の仕方を変える
物理では、力学と電磁気では考え方がかなり違います。
力学なら、
物体を決める
→ 力を書く
→ 正の向きを決める
→ 法則を選ぶ
→ 式を立てる
という流れがあります。
物理・力学用コピペスクリプト
これから力学の問題を考えます。
完成した解答は最初から出さないでください。
まず、
どの物体、またはどの物体系に注目するべきか
私に質問してください。
次に、
その物体に働いている力を
私にすべて挙げさせてください。
必要なら図を描くよう指示してください。
そのあと、
座標軸・正の向きを私に設定させてください。
次に、
運動方程式
力学的エネルギー保存
運動量保存
反発係数
円運動
単振動
などのうち、
どの考え方を使うのが自然なのか
私に判断させてください。
私自身に式を立てさせてください。
式が間違っていても、
正しい式をすぐに提示せず、
「どの力が抜けているか」
「符号は正しいか」
「保存則が成立する条件を満たしているか」
などのヒントを出してください。
最後に、
なぜこの問題ではその法則を使ったのか
私自身に説明させてください。
【問題】
ここに問題を貼る
電磁気なら質問の内容も変わります。
物理・電磁気用コピペスクリプト
これから電磁気の問題を考えます。
完成した解答は最初から出さないでください。
まず、この問題が主に
電場
電位
コンデンサー
直流回路
磁場
ローレンツ力
電磁誘導
のどの内容なのか私に判断させてください。
そのあと、
何が原因で電場・磁場が生じているのか
どの向きに力が働くのか
電位差はどこにあるのか
電流はどの向きに流れるのか
保存則や回路方程式を使えるか
などを1つずつ私に質問してください。
必要であれば、
電場・力・速度・磁場の向きを
図に書くよう指示してください。
公式を最初から提示せず、
どの物理量同士の関係が必要なのか
私に考えさせてください。
式が間違っている場合も、
すぐに正しい式を出さず、
向き・符号・単位・条件のどこを見るべきか
ヒントを出してください。
最後に、
この問題で使った法則を
私自身の言葉で説明させてください。
【問題】
ここに問題を貼る
物理は力学・波動・熱・電磁気・原子でかなり違うので、今後それぞれ詳しく紹介できます。
化学――計算なら「何が分かっていて何を求めるか」から
化学でも、
「これ解いて」
だけではもったいありません。
特に理論化学では、
与えられた量 → mol → 化学反応式 → 求める量
という流れを自分で作ることが重要です。
化学用・コピペスクリプト
これから化学の問題を考えます。
完成した解答は最初から出さないでください。
まず、
この問題が
物質量
濃度
気体
酸・塩基
酸化還元
平衡
電池・電気分解
無機
有機
などのどの分野なのか確認してください。
次に私に、
何が与えられているか
何を求めるのか
単位は何か
を整理させてください。
計算問題なら、
molに変換する必要があるか
私に判断させてください。
化学反応式が必要なら、
まず私自身に反応式を書かせてください。
そのあと、
係数比
モル比
濃度
体積
質量
など、どの関係を使うか私に考えさせてください。
途中で間違えても、
正しい計算をすぐに見せず、
単位・係数・物質量のどこを見るべきか
ヒントを出してください。
無機・有機の場合は、
反応を暗記として教えるだけでなく、
「なぜこの生成物になるのか」
を可能な範囲で説明してください。
最後に、
同じ考え方を使う類題を1問出してください。
【問題】
ここに問題を貼る
有機化学や構造決定はまた別のスクリプトにした方が効果的なので、これも今後の記事で紹介したいところです。
生物――用語ではなく「因果関係」を説明する
生物は、
「この用語は何?」
だけでは弱いです。
重要なのは、
何が原因で、どのような過程を経て、何が起こるのか
を説明できることです。
生物用・コピペスクリプト
これから生物を勉強します。
最初から完成した説明や答えを出さないでください。
まず、この内容が
細胞
代謝
遺伝
生殖
恒常性
神経
免疫
植物
生態
進化
などのどの分野なのか確認してください。
次に、
重要な用語を私に確認してください。
そのあと、
何が原因なのか
何が最初に起こるのか
その次に何が起こるのか
最終的に何が起こるのか
を私自身に説明させてください。
私の説明で不足している部分だけを
質問やヒントで補ってください。
図がある場合は、
図の各部分が何を表しているか
私に説明させてください。
グラフがある場合は、
横軸・縦軸・増減・比較・変化点を
私に読み取らせてください。
実験問題の場合は、
実験の目的
操作した条件
測定したもの
対照実験
結果
結果から言えること
結果だけでは言えないこと
を順番に私に質問してください。
最後に、
今回の現象を何も見ずに
私自身の言葉で説明させてください。
【問題・テーマ】
ここに入力
実験考察問題では特に有効です。
歴史――「まとめてもらう」より「質問してもらう」
歴史では、
「フランス革命についてまとめて」
と聞けば、AIはきれいに整理してくれます。
でも、読むだけでは知識が定着しているか分かりません。
AIには、逆に質問する側になってもらう方が効果的です。
歴史用・コピペスクリプト
これから歴史を勉強します。
最初から完成したまとめを出さないでください。
【テーマ】
ここに入力
まず、このテーマについて
私自身に説明させてください。
そのあと、
背景
原因
出来事
結果
その後への影響
の順番で私に質問してください。
必要に応じて、
政治
経済
社会
宗教
外交
などの観点に分けて質問してください。
年号だけを聞くのではなく、
「なぜ起きたのか」
「なぜその結果になったのか」
という因果関係も質問してください。
私の説明に不足している部分があれば、
すぐに全部説明せず、
不足している観点をヒントとして教えてください。
最後に、
似た出来事や別の国・時代との
共通点と違いを考える問題を出してください。
最後にもう一度、
今回のテーマを私自身に
1分程度で説明させてください。
例えばフランス革命なら、
政治
経済
社会
の3方向から原因を説明させる。
そして、
「アメリカ独立革命との共通点は?」
「革命後、何が変わった?」
という比較まで行う。
こうすると、単なる暗記から一段上の学習になります。
今後、科目別にさらに詳しく紹介します
今回は、ホームルームで話した基本的な考え方と、すぐに使えるスクリプトを紹介しました。
ただし、AIへの質問方法は単元によってさらに細かく変えることができます。
数学なら、斜交座標・外積・複素数平面・逆像法。
物理なら、力学・波動・熱力学・電磁気。
化学なら、理論・無機・有機・構造決定。
生物なら、知識整理・論述・実験考察。
英語なら、英文法・長文読解・要約・自由英作文。
古文なら、助動詞・敬語・主語判定。
漢文なら、句形・返り点・書き下し・口語訳。
今後は、**「AI×数学」「AI×物理」「AI×英語」**のように、さらに具体的な使い方を別記事で紹介していきます。
最後は必ずAIを閉じる
どれだけ良いスクリプトを使っても、最後にやってほしいことがあります。
AIを閉じてください。
数学なら、もう一度何も見ずに解く。
英文なら、自分だけでSVOCを取って訳す。
古文なら、自分で品詞分解して現代語訳する。
漢文なら、自分で書き下して口語訳する。
英単語なら、意味・語法・類義語を言えるか確認する。
歴史なら、自分の言葉で説明する。
物理なら、なぜその法則を使ったのか説明する。
それができて初めて、
「できるようになった」
と言えます。
説明を見ながら、
「なるほど!」
と思っただけなら、
まだ、
「説明を聞けば分かる状態」
なのかもしれません。
AIを使うな、ではない。AIに思考を渡すな。
AIは非常に便利です。
だから、使わない必要はありません。
むしろ、正しく使えることはこれから大きな力になると思います。
ただし、
「答えを教えて」
ではなく、
「私に考えさせて」
と頼む。
「解いて」
ではなく、
「この方針で考えるのを手伝って」
と頼む。
「訳して」
ではなく、
「自分で読めるように質問して」
と頼む。
「まとめて」
ではなく、
「私に説明させて、不足しているところを指摘して」
と頼む。
AIを、
自分の代わりに考える道具ではなく、
自分をもっと深く考えさせる道具にする。
今回のホームルームで一番伝えたかったのは、このことです。
AIを使うな、ではない。
AIに思考を渡すな。
AIを「答えを出す機械」ではなく、自分自身を鍛える学習相手として使っていきましょう。


