【受験生へ】数学の共通テスト過去問演習はこう進めよう。苦手があっても大丈夫。

7月は共通テスト過去問演習、8月は二次試験過去問演習。

そして9月からはAI演習で苦手分野を集中的に克服していきます。

これが、この夏の大きな流れです。

本来であれば、

高2の3月~高3の6月で共通テスト過去問10年分、
高3の6月~8月で二次試験過去問10年分、
そして9月からAI演習という流れが理想です。

今年は少しタイトなスケジュールにはなっていますが、だからといって過去問の量を減らすことはできません。

夏に苦手が残っていることは問題ではありません。

苦手を克服するために9月以降のAI演習があるからです。

AI演習では、自分ができなかった単元だけを効率よく演習できます。

さらに、必要に応じて基本事項の受講まで戻ることもできます。

だから、

「まだ苦手だから過去問は後回しにしよう」

と考える必要はありません。

苦手を気にし過ぎて過去問演習を止めてしまうことの方が、受験では大きなマイナスになります。

安心して7月・8月は過去問演習に集中してください。


数学でまず確認してほしいこと

数学については、一つの目安があります。

共通テスト過去問演習の分析で、各単元の正答率が30~40%を下回っている人は要注意です。

もちろん、その単元だけ苦手なのであれば、その単元を重点的に復習すれば十分です。

しかし、多くの単元で30~40%を下回っており、「まだ過去問は早い」と感じている人もいると思います。

そんな人には、まず一つの基準があります。


まずは計算演習を完全習得しよう

数学ⅠAの過去問に本格的に取り組む目安は、

高速マスター「数学Ⅰ計算演習」が完全習得していること。(数AはあとでもOK)

数学ⅡBCについても同様です。

高速マスター「数学Ⅱ計算演習」が完全習得していれば、数学ⅡBCの過去問演習へ進んで大丈夫です。(苦手分野が多い人は数BCはあとでもOK)

もちろん、理想を言えば受講も計算演習もすべて終わってから過去問へ入りたいところです。

しかし、今はそんなことを言っている時期ではありません。

受験では、

完璧になってから演習する

では遅いのです。

ある程度の基礎が固まったら、過去問へ進みましょう。


インプットだけでは成績は伸びない

「まだ基礎が不安だから。」

「もう少し受講してから。」

この気持ちはよく分かります。

しかし、インプットばかり続けることには大きな落とし穴があります。

最初に勉強した単元を、後半には忘れてしまうのです。

だから、

受講だけ。

問題集だけ。

計算演習だけ。

という学習はおすすめしません。

計算演習を進めながら過去問を解く。

過去問を解きながら計算演習を続ける。

このサイクルが一番効率良く知識を定着させてくれます。

過去問を解くことで、

「この単元はこんな形で出題されるのか。」

ということも分かります。

すると、その後の受講や復習の理解度も一段と上がります。


数学も「縦」に進めよう

これは理科・社会・情報でもお話ししましたが、

数学も同じです。

数学ⅠAなら、

数学ⅠAだけを一気に3年分、5年分、できれば10年分。

数学ⅡBCも、

数学ⅡBCだけをまとめて進める。

このような進め方をおすすめします。

例えば土日に数学ⅠAを数年分まとめて解き、

平日に復習・解き直しを行う。

その後、数学ⅡBCも同じようにまとめて取り組む。

このように縦に演習することで、

出題傾向や頻出分野が見えやすくなります。

1年分だけ解いても分からなかったことが、

3年、5年と続けることで、

「この分野は毎年出るな。」

「この形式は何度も出題されている。」

ということが自然と見えてきます。

だからこそ、数学も小分けではなく、一気に演習することをおすすめします。


数学Ⅲを受講中の人へ

数学Ⅲをまだ受講している人もいるでしょう。

本来であれば、この時期には受講も終了し、共通テスト対策へ集中している状態が理想です。

正直に言えば、7月まで受講が残っている状況は決して理想ではありません。

ですが、今さらその事実を悔やんでも前には進めません。

今やるべきことは最善の選択です。

数学Ⅲについては、

受講だけは継続してください。

ただし、

数学Ⅲの計算演習は7月中に無理をして終わらせようとしなくても構いません。

7月は共通テスト過去問を最優先。

そして8月に二次試験過去問へ入るタイミングで、

数学Ⅲの計算演習も並行して進めていけば十分間に合います。

7月に数学Ⅲばかりへ時間を使ってしまうと、

共通テスト対策が中途半端になってしまいます。

今は優先順位を間違えないことが何より重要です。


最後に

夏は、

「苦手をなくしてから過去問を解く」

時期ではありません。

過去問を解くことで苦手を見つけ、9月からAI演習で潰していく。

それが東進の学習システムです。

だから、今苦手があることを必要以上に心配する必要はありません。

大切なのは、

7月・8月で過去問演習をやり切ること。

その経験があるからこそ、9月からのAI演習が最大の効果を発揮します。

迷ったときは一人で判断せず、すぐに担当の先生や山﨑へ相談してください。

受験勉強は努力だけではなく、「正しい順番」で努力することが合格への近道です。

この夏、一緒に共通テストを突破する土台を完成させましょう。