「あと少し」をやり抜けるか。そこに大きな差が生まれる。

~引っ越しの草刈りで思い出した、受験生時代の自分~

東進諫早駅前校では、毎週グループミーティングを実施しています。

今回のテーマは「やり抜く力」です。

実は、今回の話のきっかけは、大学受験でも勉強でもありません。

私自身の引っ越しで起きた、ちょっとした出来事です。

山﨑先生、引っ越ししたってよ!

私事ですが、先日、新居に引っ越しました!

以前住んでいた家から徒歩10分ほどの場所です。

新居には庭もあり、BBQもできそうなので、いつかスタッフのみんなとも楽しめたらと思っています。

ただ、その前に大きな仕事が待っていました。

庭の草刈りです。

新居の庭にはかなりの量の草が生えており、全力で草刈りをした結果、ゴミ袋にして25〜30袋ほどになりました。

なかなかの量です。

そして、迎えたゴミの日。

朝から、その大量の草をゴミステーションまで運ぶことにしました。

35段の階段と、25〜30袋のゴミ

実は、我が家からゴミステーションに行くには、35段の階段を上らなければなりません。

ゴミ袋を持って階段を上り、捨てたら家に戻る。

またゴミ袋を持って階段を上り、家に戻る。

これを何度も繰り返すわけです。

正直、かなりしんどかったです。

しかも、今回捨てていたのは生ゴミではなく、草です。

別にその日のうちに全部捨てる必要はありません。

何袋かは次のゴミの日に回しても、特に問題はないのです。

それでも、せっかくきれいにした庭に大量のゴミ袋を置いておくのが嫌だったので、全部捨てようと決めました。

ところが、実際に運び始めると、何度もこんな考えが頭をよぎりました。

「もう結構運んだし、残りは次のゴミの日でいいんじゃないか?」

「別に今日全部捨てなくても困らないし……」

「ここまで頑張ったんだから、もう十分じゃないか?」

何度も、何度も、途中でやめようと思いました。

そのとき思い出した、東進生だった頃の自分

大量のゴミ袋を前に、途中でやめようかと考えていたとき、ふと思い出したことがあります。

それは、私自身が東進生だった頃のことです。

東進の講座は、1コマ90分です。

当時の私は、講座を受けながら何度も残り時間を気にしていました。

「あと何分だろう?」

「ちょっと集中力が切れてきたな……」

「残りは休憩してから受けようかな」

「続きは明日に回してもいいんじゃないか?」

そんなことを何度も考えていました。

今回の草刈りのゴミを運んでいるときも、まさに同じ感覚だったのです。

やるべきことは分かっている。やろうと思えばできる。でも、途中でやめる理由を探してしまう。

勉強でも日常生活でも、こういう瞬間はあると思います。

「あいつだったら、最後までやるだろうな」

そんなとき、私が昔から意識していることがあります。

それは、自分の周りにいる、ものすごくストイックな人を思い浮かべることです。

部活動で誰よりも練習していた友人。

ほかの部活動で、厳しい練習を最後までやり抜いていた知り合い。

クラスで誰よりも勉強していた人。

東進で黙々と努力を積み重ねていた人。

そういう人たちを思い浮かべるのです。

「あいつだったら、ここでやめるかな?」

「いや、きっと最後までやるだろうな」

「だったら、自分ももう少し頑張ろう」

今回も、そう考えました。

もちろん、誰かと自分を比べて落ち込む必要はありません。

ただ、自分が尊敬する人の行動を基準にしてみることは、もう一歩踏ん張るための大きな力になると思っています。

「あと2袋だけ」を繰り返した結果

そこで私は、目標を少し変えてみました。

「全部運ばないといけない」と考えるのではなく、

「とりあえず、あと2袋だけ運ぼう」

そう考えました。

2袋運んだら、今度は、

「あと5袋だけ頑張ろう」

そして、また少し進める。

そうやって繰り返しているうちに、ゴミ袋の数がどんどん減っていきました。

最後には、

「もうここまで来たんだから、全部やり切ろう!」

という気持ちになりました。

そして、結果的に25〜30袋ほどのゴミを、すべてその日のうちに捨てることができました。

終わってみれば、庭もすっきり。

何より、途中で何度も諦めそうになりながらも、最後までやり抜けたことに達成感がありました。

受験勉強でも、この「あと少し」が大きな差になる

私は、受験勉強でも同じことが言えると思っています。

90分の講座を受けていて、残り20分で集中力が切れてきた。

数学の問題を解いていて、なかなか答えにたどり着けない。

英語の長文を読んでいて、途中で疲れてしまった。

そんなときに、

「今日はここまででいいか」

と終わるのか。

それとも、

「あと少しだけ頑張ろう」

と踏ん張るのか。

もちろん、適切な休憩は必要ですし、体調が悪いときまで無理をする必要はありません。

ただ、単に面倒になったから、集中力が少し切れたからという理由で、毎回やめてしまっていたらどうでしょうか。

その場では、ほんの10分、20分の違いかもしれません。

しかし、それが毎日、毎週、毎月と積み重なれば、大きな差になります。

最後までやり抜ける人と、途中でやめることが習慣になっている人。

この違いは、学力にも少しずつ表れてくると思います。

頑張っている友達の存在は、大きな財産

だからこそ、私は、生徒たちにも頑張っている友達や先輩を大切にしてほしいと思っています。

「自分もあの人みたいに頑張りたい」

「きっとあの人なら、ここでは諦めないだろうな」

そう思える相手がいることは、とても素晴らしいことです。

東進諫早駅前校でも、学年を問わず、ストイックに努力を続けている生徒がいます。

そういう人の姿を見て、周りの生徒も刺激を受ける。

そして、今度は自分の頑張る姿が、誰かの刺激になる。

そんな関係が広がっていけば、校舎全体がもっと良い学習環境になると思っています。

進研模試に向けて、最後までやり抜こう!

今回のグループミーティングでは、この話をしたうえで、進研模試に向けた準備についても確認しました。

模試が近づくと、過去問演習や苦手分野の復習など、やるべきことが増えてきます。

一方で、東進の受講も進めなければなりません。

どちらか一方だけを頑張るのではなく、受講と過去問演習をしっかり両立することが大切です。

そのためにも、事前に計画を立て、やるべきことを明確にしておく必要があります。

そして、計画したことを最後までやり抜く。

「あと1問だけ」

「あと1ページだけ」

「あと10分だけ」

そんな小さな積み重ねを大切にしてほしいと思います。

最後に

今回の草刈りのエピソードは、決して特別な話ではありません。

むしろ、誰にでもあるような、日常の小さな出来事です。

しかし、私はこうした場面にこそ、その人の普段の考え方や行動の習慣が表れると思っています。

やめようと思えば、いつでもやめられる。

それでも、あと少しだけ頑張ってみる。

その積み重ねが、最後までやり抜く力を育てていくのではないでしょうか。

皆さんも、次に「もうここまででいいかな」と思ったとき、ぜひ一度、自分が尊敬する人を思い浮かべてみてください。

そして、あと一歩だけ頑張ってみてください。

その一歩の積み重ねが、未来の自分を大きく変えていくと信じています。

東進諫早駅前校 山﨑