【高校生向け】数学ができるようになるために必要なのは「感覚」を掴むこと

数学ができるようになるために大切なことは、公式やパターンを暗記することではありません。

本質を理解し、問題を見たときに「こうすれば解けそうだな」と思える“感覚”を身につけることです。

その感覚を掴むには、次の2つのステップが欠かせません。


① 導入:インプットとアウトプットのバランス

これは何度も伝えてきたことですが、受講(インプット)だけでは力はつきません。

かといって、演習(アウトプット)だけでも伸びません。

勉強においてもスポーツと同じで、「見て覚える」「やってみる」「振り返る」の繰り返しが必要です。

ワールドカップを見ているだけでサッカーが上手くなるわけではありませんし、

大谷翔平選手を見ているだけで野球が上達するわけでもありません。

練習(=演習)を通して自分の身体や感覚に落とし込んでいくことで、技術は身についていきます。

数学も同じです。

受講で知識を入れ(インプット)、問題演習でそれを使う(アウトプット)。

この往復の中で「なぜこの考え方を使うのか」「別の方法はないか」と考えることが、感覚を磨く第一歩になります。


② 質問をすること ―「HOW」から「WHY」へ

次に大事なのが、質問をする習慣です。

ただし、ここで大切なのは「質問の質」です。

最初のうちは「どうやって解くんですか?」というHOW型の質問でも構いません。

しかし、少しずつ「なぜこの解き方を選んだのか?」というWHY型の質問に変えていきましょう。

この「なぜ?」を意識できるようになると、数学の考え方が一気に深まります。

単なるパターンの暗記ではなく、根拠や原理に目が向くようになり、応用力が身についていくのです。

先生たちは、質問を通して「解き方」だけでなく「考え方」を伝えます。

だから、間違えても、分からなくても遠慮せずに質問してOK。

「どうしてそう考えるのか」という意識を持ち続けることで、

数学の感覚は確実に育っていきます。


まとめ

数学ができるようになるというのは、「感覚を育てること」。

そのために大切なのは、

  • 受講と演習のバランスを取ること
  • 「なぜ?」と疑問を持ち、考え方に踏み込むこと

この2つを意識して学習を続けていけば、

気づいたときには「考えることが楽しい」と思えるようになっているはずです。

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