共通テスト大問別演習に取り組むみなさんへ


こんにちは。東進諫早駅前校の山﨑です。
今回は大問別演習に取り組んでいる受験生にメッセージとアドバイスをします。
〜“本番力”を掴む最後のひと伸び〜
現在、私が担当している多くの生徒には、初見の問題で正答率80%を5回連続達成=合格というルールなどを設けています。これは、「連続して成果を出す力=本番で安定して取れる力」を養うためです。
合格基準は人によって異なりますので、80%5連続は1つの例です。
連続記録の壁。その先にあるもの
「4連続はできるけど、どうしても5回目で落ちてしまう…」という生徒は多くいます。
これは実は、力が足りないのではなく、“終わりを過度に意識してしまう”ことで、集中が途切れてしまうのです。
かつて私が、5回連続超えができない生徒に「10回連続にチャレンジしよう」と理不尽に提案したところ、驚いたその生徒は渋々ながら挑戦し、後日7連続クリアを達成しました。
私はすぐに「おめでとう、合格だよ」と伝えました。
なぜなら、このとき彼女は「終わり」に囚われずに気持ちを解放でき、本来の力を発揮できたからです。
北島康介選手の教え:掲示板を見るまでがゴール
北島康介選手は、ラスト10mで失速し、優勝を逃すという大会があったことがあり、そこで恩師・平井伯昌コーチからこう教わりました:
「タッチ板までがゴールではない。タッチして、電光掲示板で自分のタイムを見るまでが本当のゴールだ」
北島選手は、ゴール板をタッチしても気を緩めず、掲示板に名前とタイムが出るまで集中を切らなかった。この意識が、世界の舞台で勝つ力を支えました。
脳科学で分かった“本当のゴール”の設計
**「脳は“ゴールが近い”と感じると急に力を緩めてしまう」**という性質があります 。
それを利用する方法として、北島選手はこう取り入れました:
「壁(ゴール板)をタッチして、振り返って掲示板を見るまでが“本当のゴール”」
つまり、脳にゴールを少し先に設定することで、最後まで力を出し切れるのです。この方法で彼は世界で金メダルを獲得しました。
今、伝えたいこと
- 今日の演習でも、「5回で終わり」ではなく、「もう1問」、“掲示板まで見る意識”で取り組むことで、思いもよらぬ力を発揮できます。
- まだ7月。**今は、相談すれば「4連続でOK、先に進もう」と受け止めます。**大切なのは、焦らずに育てていくことです。
最後に
あなたが今取り組んでいる一つひとつの演習は、決して無駄ではありません。
「掲示板まで諦めない」強い意思をもって取り組めば、それは本番の1点へとつながっていきます。
大丈夫、あなたにはその力があります。
さあ、掲示板に自分の成果が映るその瞬間を信じて、今日も一歩前へ。がんばれ!
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