🧪 高1・高2生の理科学習 —「やればできる」科目の本質を掴もう!


■ 理科学習で大切なのは「インプット」と「アウトプット」のバランス
理科に限らず、どの科目でも知識を入れる(インプット)だけでは力はつきません。
一方で、問題演習(アウトプット)ばかりでは定着しません。
重要なのは、この2つのバランスです。
たとえば、
「ワールドカップを見ていたらサッカーが上手くなるのか?」
「大谷翔平を見ていたら野球が上手くなるのか?」
「初心者がむやみに素振りを繰り返せば上手くなるのか?」
答えはもちろん「NO」。
見るだけでは身につかず、
むやみにやるだけでも上達しません。
理科も同じです。
内容を理解して(インプット)、
実際に手を動かして考え、解く(アウトプット)。
この両輪が揃って初めて、本当の学力になります。
■ 高2の2月までに「全範囲の基礎」を固めよう
高校2年の3月からは、いよいよ共通テストの過去問演習期に入ります。
共通テスト演習の後には二次試験の対策も控えています。
この流れを考えると、
高2の2月までに理科の全範囲を一通り学び終えておくことが理想です。
理科は知識の積み上げ科目。
高校3年になってから基礎をやり直すのでは遅いのです。
早い段階で土台を完成させ、
高3では「演習量を積む」段階に移るのが理想です。
■ 理科は「やればできる」科目
数学は「考える力」が問われ、
単純な暗記やパターンの詰め込みでは伸びません。
しかし理科は違います。
理科は「努力が点に直結しやすい科目」です。
特に共通テストでは、
知識と基本的な思考力があれば確実に得点できます。
難関大を除けば、応用問題の比率は低く、
「基礎を徹底的に固めた人」が有利になります。
■ 「理科で稼ぐ」意識を持とう
先輩たちの成績開示を見ると、
英語や数学の得点差は現役生と浪人生でそれほどありません。
むしろ、数学は現役生の方が高い場合もあります。
しかし、理科は圧倒的に浪人生が高い。
これは単純に「時間をかけて仕上げている」からです。
つまり、
早い段階から理科を仕上げていけば、
現役のうちに浪人生並みの完成度にできる。
これが、理科で他の受験生に差をつける最大のチャンスです。
■ 具体的な学習の進め方
STEP1:知識のインプット
・東進の「高校対応物理」「高校対応化学」
・「スタンダード物理」「スタンダード化学」などの講座で基礎固め
ここで重要なのは、
ただ受講するのではなく、「理解して説明できる状態」にすること。
STEP2:学校教材・問題集でのアウトプット
・学校のワークや問題集で、対応する範囲を必ず演習する
・「理科の高速基礎マスター」は内容が限定的なので、
問題集を使ったアウトプット学習が必須
STEP3:反復と整理
・単元ごとに「まとめノート」を作り、
公式・定義・条件を整理
・模試前には「単元横断復習」で知識の抜けを確認
■ 山﨑先生からのメッセージ
理科は「努力が報われる」科目です。
時間をかけた分、必ず結果に表れます。高2の冬までに基礎を仕上げ、
「理科で稼ぐ受験生」になろう。
📌まとめ
項目 | ポイント |
---|---|
インプット | 東進講座で体系的に理解する |
アウトプット | 学校教材・問題集で演習する |
時間軸 | 高2の2月までに全範囲を終える |
目標 | 理科で他の受験生に差をつける |