勉強の仕方を常に試行錯誤 ~東進の授業を正しく活用するポイントと解決策~

こんにちは、諫早駅前校の山﨑です。

今回は、東進での勉強の質を高めることができているのかについてお話ししたいと思います。

松山先生と話をしている際に、生徒の何人かが勉強の仕方で悩んでいたのでアドバイスをしたという話題になりました。

諫早駅前校の松山先生は、私が以前担当していた生徒です。

悩んでいた例をいくつか紹介します。

もしかすると同じようなことで悩んでいる人がいるかもしれませんし、今後同じ悩みをかかえるかもしれないので、参考になればと思います。

Engish Championについていけない

東進の英語の授業で、武藤一也先生のEnglish Championを受けている生徒は多いと思います。

端的にいうと、この講座が難しく、進めることができないという悩みをもっているとのことでした。

English Championは、上位国公立大学や上位私立大学の過去問に挑戦する前段階で身につけておきたい力を整理している授業です。

目安としては、共通テストのリーディングで50~70%程度得点できていれば、授業についていけるとされています。

この講座に限らず、英語の授業についていけないということは珍しくありません。

原因はいくつかあります。

英語の予習をしていない

武藤先生もテキストの冒頭部分で、

「語学の学習は受け身(ただ授業を受けるだけ)では効果が薄くなってしまうものです。しっかり 自分の頭の中で考え、自ら学ぶ意欲を持って予習・復習を適切に行うことで、はじめて英語力に 革命を起こすことができるのです(予習・復習の方法については授業内でしっかり説明します)。 予習と受講、そして復習。皆さんがこのサイクルを回していくことで、この講座はやっと完成させることができます。」

と書いています。

これらが不徹底であれば当然力がつくことはありません。

語彙力が不足している

各講の後ろに、覚えるべき単語リストがあるので確認しながらであれば、語彙力が無かったとしても読むことはできますが、あまりにも多すぎるとスラスラ読めないので、文の意味が分からないということが出てきます。また、基本すぎて単語リストにない単語もあります。

こういう場合は、まずは高速基礎マスターを使って単語を10日から14日くらいの期間で覚えてしまいましょう。

ちなみに、高速基礎マスターを行う際には、1つの単語にかける時間は0.5秒くらいを意識しましょう。目標は0.2秒から0.3秒です。要するに、見た瞬間悩むようであれば、分からないを選択するようにしましょう。

読解のスピードについてはこちら👇を参照してください。

短文の訳ができていない

予習の際に英文の意味が分からないのであれば、まずは短い文の訳ができていない可能性もあります。

Engish Championを受ける前に、武藤一也のレベルアップ講座を受けている人も多いと思います。

Engish Championについていけない人は、武藤一也のレベルアップ講座の授業を受けたときのノートを見直し、再度復習をするようにしておきましょう。

武藤一也のレベルアップ講座を受けている人はこれから同じような悩みを持つことになるかもしれないので、あとで復習しやすいようなノート作りを心掛けておきましょう。

必ずしも武藤一也のレベルアップ講座の授業を受けている人ばかりではないと思います。

そういう場合には、代替策を考えるので相談してください。

長い英文に慣れていない

私自身も受験生のとき、このケースでした。

短文を訳する練習や長文の全文訳を毎日していたので、正確に訳をすることはできていました。ただし、長文を通して速く読む経験が足りてなかったのか、共通テストなどの実践形式になると最後まで集中して読めないということが起こっていました。

私が解決した方法は、長文演習と音読でした。

だいたいこのパターンに分けられます。

まだ、この講座に入っていない生徒については、今後ついていけなくなったときに復習がしやすいようなノート整理をしておきましょう。

受験数学についていけない

受験数学(基礎)や受験数学(応用)の問題が全く解けないという悩みのある人がいるという話も松山先生から聞きました。

数学の予習をしていない

予習をせずに授業を受けても意味がありません。

入試で出てくる数学の問題、すなわち、受験数学はだいたい1問につき20分から30分くらい時間を使えます。この時間で考えて、計算用紙にああじゃない、こうじゃないと実験を繰り返した上で、答案にまとめていきます。

つまり、見た瞬間に解けるというよりは試行錯誤して正解にたどり着く感覚です。

予習をしないということは、この試行錯誤の時間を省いているということになるので、本番や模試を想定した勉強になっていないことにも繋がります。

ああじゃない、こうじゃないと悩んだ末に解けるようになるためにはその経験はたくさん積んで鍛えましょう。

他にも理由はあります。

「メタ認知」という言葉をきいたことがあるでしょうか?

悩む過程や苦労した経験というのは記憶に残りやすく、これはメタ認知という能力に関係しているそうです。メタ認知とは、自分の考えや認知プロセスを客観的に見つめ、理解する能力のことをいいます。

つまり、予習段階で解けなくてもいいのですが、考え悩むことが大切です。

メタ認知を活用した勉強についてはこちら👇をご覧ください。

基礎的な問題の反復ができていない

高校対応数学などの授業で早期学習をすることはとても大切ですが、それだけでは力がついているとは言えません。

習っただけでは定着したとは言えないので、基礎的な問題の反復が必要です。

高速基礎マスターでは、数学演習ができるようになっております。

まだ学校で習っていない範囲や苦手な範囲については確実にやるようにしておきましょう。

これだけでも、受験数学の授業についていける可能性がぐんと上がります。

受験数学は高3生が受けることが多いとは思いますが、高1、高2生のみなさんも参考にしてください。

さいごに

今回は、Engish Championと受験数学についての悩みについて触れましたが、100人いれば100通りの悩みがあるものです。

なので、みなさんは遠慮せずに先生に相談することが大切です。

松山先生は、本当によく相談してきました。そのおかげなのか、彼が言っていることは以前私が言っていたことと同じことを言っていて、彼の話を聞きながらニヤニヤしてしまいました。

大事なことは1人で抱え込まないことです。

よろしくお願いします。

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